広島市立中学校いじめ自殺、遺族側が提訴

広島市佐伯区の広島市立五日市観音中学校3年だった女子生徒が2017年に自殺した事件で、「いじめをめぐる学校の不適切な対応が自死につながった」として、生徒の遺族が広島市を相手取って約5000万円の損害賠償を求めて提訴していたことが、2020年9月17日までにわかった。

生徒は2017年7月24日朝、同校の校舎4階から飛び降りて死亡した。生徒のカバンからは、「またいじめが始まった」「これ以上限界」などと記されたメモが見つかった。

生徒は小学生時代からいじめを受け、中学校進学後も続いていたという。当時の担任教諭にいじめ被害を相談していたが、学校側の対応が十分ではなかったとも指摘されている。

第三者委員会では生徒の自殺の原因について、いじめが主な原因と認定した。

広島市立五日市観音中学校生徒自殺:生徒へのいじめあったと発表
 広島市立五日市観音中学校(佐伯区)3年の女子生徒が2017年7月、いじめ被害を示唆するようなメモを残して自殺した。この問題を調査していた第三者委員会は2月5日、この生徒が別の複数の生徒から「死ね」と暴言を受けたことや、傘でたたかれるなどの...
広島市立中学校生徒自殺「いじめが主な原因」、報告書を答申
 広島市立五日市観音中学校(広島市佐伯区)3年だった女子生徒が2017年7月に自殺した問題で、広島市教育委員会が設置した第三者審議会は12月28日、生徒へのいじめが自殺の主な原因となったとする報告書を答申した。 事案の経過  生...
広島市立中学校いじめ自殺:関係教職員に処分
 広島市立五日市観音中学校(広島市佐伯区)3年の女子生徒が2017年にいじめを苦にして校舎から飛び降り自殺した事件で、広島市教育委員会は4月26日、いじめへの対応が不十分だったとして、当時の教頭2人を訓告・担任教諭2人を厳重注意処分とした。...

学校側の対応については、明らかになっている範囲でも、不適切だったのではないかという疑いが残る。遺族側へのていねいな対応が求められる。