愛媛新聞のまとめによると、愛媛県内での2020年中学校教科書採択は8月19日からの日程を中心におこなわれるという。
愛媛県では、県立中高一貫校・特別支援学校、および松山市・四国中央市・新居浜市・上島町(越智採択地区)の4採択地区で育鵬社が採択されている。
2015年以降の現行採択では、県立校・四国中央市・上島町は歴史・公民とも採択されている。また松山市と新居浜市では歴史が採択されている(公民は両地区とも日本文教出版)。
愛媛県は、育鵬社採択地区が多い地域の一つともなってしまっている。前回2015年にはそれまで使用していた今治市で育鵬社教科書をストップさせたものの、松山市と新居浜市で新たに採択を許した形になっている。
育鵬社教科書は、内容にも記述が不正確だったり一面的で、特定イデオロギーや政治的プロパガンダの押しつけ的な問題がある。さらにはイデオロギーなど抜きにしても使いづらい、授業や受験などでは補助教材が必須という指摘もある。
このような教科書を再び使わせたくない。
育鵬社採択をストップさせてほしいと願う。
(参考)
◎中学校教科書採択 19日から県内市町で順次開始(愛媛新聞 2020/8/18)