2020年教科書採択:沖縄県石垣市・与那国町では育鵬社公民を継続採択

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沖縄県石垣市と与那国町からなる沖縄県八重山教科書採択地区協議会が8月11日までに、育鵬社の公民教科書を採択する答申を出していたことがわかった。

石垣市では8月11日に教育委員会会議を開き、同社教科書を採択した。2011年・15年に次ぐ3度目の採択となる。

同地区では2011年、育鵬社を推す委員の強引な協議会運営によって、地区としては育鵬社公民教科書が採択答申されて問題になっていた。この問題に派生して、当時採択地区を構成していた竹富町が審議過程や教科書の内容を問題視し、採択権限は教育委員会にあるとして町教委が別の教科書を採択する「八重山教科書問題」が起きた。

竹富町はその後採択地区分離という形で落ち着いたものの、石垣市と与那国町では2015年にも引き続き育鵬社公民教科書が採択された。

育鵬社教科書については、一般的な見解とはかけ離れた特異な見解に基づいて記述がおこなわれているなど、問題が指摘されている。公民分野でも、憲法や人権などの記述が異質だと指摘されてきた。

2020年の教科書採択では、東京都立中高一貫校・横浜市など、これまで育鵬社教科書を採択していた地域で他社への採択替えが進んできた。そういった教科書をいまだに継続採択するとは、極めて残念に感じる。