私立高校サッカー部で新型コロナクラスター、直前には県外への遠征試合も:島根県

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島根県と松江市は2020年8月9日深夜、松江市内の私立高校サッカー部関係者88人(生徒86人・教職員2人)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。サッカー部でクラスター(感染者集団)が発生したとみられ、クラスターは国内最大規模となるという。

松江市では前日8月8日、同校サッカー部員1人と、仕事で同校に出入りしていた業者1人の感染が確認され、PCR検査を実施していた。9日には学校外の3人も感染確認されたが、いずれも業者の関係者だという。

同校は全校生徒が約310人で、8月7日に終業式をおこなった。同校は部活動に力を入れる学校としても知られ、サッカー部も全国大会出場などの常連となっている「強豪校」だという。感染した部員のうち80人はサッカー部の寮で生活し、残る6人が自宅から通学していた。また教職員2人も部の関係者だという。

感染経路などは調査中としている。

一方で、サッカー部は7月23日~25日に大阪府、8月3~4日に鳥取県、8月4~6日に香川県にそれぞれ遠征し、県外で練習試合をおこなっていたと指摘されている。

また学校のウェブサイトでは、感染発覚後に削除されたものの、8月5日の日付で、大会を終えて帰校した野球部員をほかの運動部の生徒が総出で出迎えるなどし、メガホンなどでエールを送ったり、サッカー部員と握手や抱擁を交わすなどしたなどとする様子が記されていた。

恐れていたことが発生したことになる。学校での感染拡大なども危惧され、通常の授業などの教育活動にも影響が出ているもと、不要不急の部活動をおこなっていた、しかも市中感染が広がっていると懸念されている地域への遠征も含めておこなっていたというのは、危機管理としても問題ではないか。