高校生の意見表明ビラまき、中学校副校長が妨害し「私人逮捕」

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東京都内の中学校で、校門から少し離れた公道上でビラをまいていた高校生が、中学校の副校長によって「私人逮捕」され警察に勾留された事件が起きたと、ネットメディアで指摘されている。

水泳授業のあり方問うビラ配った都立高生を副校長が「私人逮捕」 目黒区立第九中学校 : THE INTERSCHOOL JOURNAL(インタースクール・ジャーナル)
平松けんじ写真・目黒区立第九中学校(7月12日・東京・目黒区洗足=大須賀太一撮影) 先月8日、公道上でビラを配布していた都立高校生が、近くの目黒区立第九中学校の高橋秀一副校長(55)に「私人逮捕」されるという事件があった。現場は目黒区立第九中学校の校門から約50m程度

記事によると、事件は2020年7月9日、東京都目黒区立第九中学校近くの路上で起きた。

高校生は、近隣の都立高校での水泳授業のあり方を問題視する内容を記し、既存の「教員の指揮監督・干渉を受ける生徒会」ではなく、生徒の独立性・自主性をより高めた生徒自治組織の設立を呼びかけるビラを、中学校校門から50メートルほど離れた路上で配布していたという。

その際に同校の男性副校長(55)や複数の教員が学校から出てきて、高校生に詰め寄って取り囲み、ビラまきをやめるよう恫喝した。高校生が携帯電話で証拠の動画を撮影すると、副校長は「高校生から携帯電話で殴られた」とでっちあげて警察に通報し、その場で「私人逮捕」した。その後駆けつけた警視庁碑文谷署員に引き渡し、高校生は7月28日まで勾留された。「公務執行妨害」容疑だという。

記事では、副校長らが高校生を取り囲むなどした際の動画が公表されている。公道上で副校長らは、高校生に暴言を吐いて恫喝するなどの行為を繰り返している。さらに副校長は自ら高校生に近づいてぶつかるようなしぐさをしながら、「殴られた」と騒ぐ瞬間も記録されている。

問題点

「公務執行妨害」だとされているが、その要件を満たしているとはとうてい思えない。

そもそもの問題として、学校外の公道での行為に対して、学校関係者が詰め寄ってやめさせる権利などどこにあるのかという問題がある。一方で、生徒の公道上でのビラまきは合法である。

また副校長の行為は、詰め寄って恫喝的な言辞を吐くなど、今にも暴力的な行動に出ようとしていると受け取られてもおかしくないものである。

こんなことが適正な「公務」といえるのか。チンピラの言いがかりのようなものだとしか思えない。いわゆる「転び公妨」的な手法ではないか。

また教育関係者の行動としても、生徒の意見表明権を公然と否定し、力で抑え込むような行動となっている。このようなことがまかり通るなど、許されるはずもない。

この副校長がしたことはいじめと同等の行為であり、こんな態度で学校でのいじめ対応などまともにできるのか。

当該副校長については、ツイッター上で、かつての勤務校でも問題があったとする告発もあった。

ツイッター内容(アカウントの持ち主の方に思わぬ迷惑がかからないよう、そのままの引用は避け要旨のみ)。

◆副校長は20年前に目黒区内の別の中学校の吹奏楽部顧問だったが、部員へのパワハラなどの問題を起こした。

◆その前の学校でも吹奏楽部をつぶしたと聞いている。

◆副校長の名前が出ているけど、もしかして、私が中学生の時の担任だった教師?担任から中学校生活をめちゃくちゃにされ、弁護士を立てるほどになっていた。

◆映像を確認したら元担任だった。10年前、この教師から暴言などパワハラを受け円形脱毛症や摂食障害などを発症し、最終的にはPTSDと診断された。

数年前に担任だったけど、最悪の教師。対応は差別的で最悪だった。お気に入りの生徒と嫌っている生徒への対応の差が激しい。転校を考えたこともある。この教師は音楽科担当。

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