生徒への暴言で自殺未遂・不登校に追い込む:京都市立中学校

京都市立中学校の教諭が2015年、顧問を務める部活動の部員の男子生徒に暴言を繰り返して不登校に追い込み、その後も被害生徒の保護者から相談を受けても学校側が適切な対応を怠っていたことがわかった。京都市教育委員会が2020年3月、顧問教諭と校長・学年主任の3人を文書訓戒処分にしたが、それらの事実を公表していなかったことが指摘されている。

京都新聞2020年7月15日付の報道『「はよしろぼけ」男子生徒、暴言繰り返されて自殺未遂 部活顧問ら3人を処分』で明らかになった。

報道によると、事件の概略は、おおよそ以下のようになっているという。

生徒は2015年度に入学し、当該部活動に加入した。しかし1年生だった頃から、顧問教諭から「やめろ」「はよしろぼけ」などの暴言を繰り返し受けた。

2年時の2016年5月、生徒間のトラブルで当該生徒を加害者だと思い込んで対応するなどした。この事件の直後、生徒は「顧問教諭が嫌なことをする」といって自宅から飛び降りようとするなどした。生徒は2016年7月に不登校状態となった。

生徒の家族が飛び降り未遂の事実を顧問に指摘したが、顧問は学年主任に報告したものの、顧問も学年主任も管理職への申告を怠った。校長は保護者からの直接の申し入れを受けて飛び降り未遂の事実を把握したものの、対応を担任任せにするなどして組織的な対応を怠ったと判断された。

2017年11月に学校側は、不登校は顧問の指導が関係しているとして、市教委担当者の同席のもとで謝罪会をおこなった。しかし原因究明が不十分ではないと保護者が指摘し、生徒の卒業後の2018年から市教委による調査をおこなった。

極めて重大な案件なのに、このようないい加減な対応をおこなったことは、正直言って理解に苦しむ。また報道発表などもされずに新聞報道で初めて明らかにされるというのも、おかしい。