横浜市教科書採択、教育委員会会議傍聴を事前申込制に

横浜市教育委員会は2020年7月6日、中学校教科書採択のための教育委員会会議(8月4日午後1時開始予定)について、傍聴者を事前申し込み・事前抽選制度にすると発表した。

新型コロナウイルス対策としている。

インターネットの応募フォーム、もしくは教育委員会事務局宛の封書・はがきに、氏名・連絡先等必要事項を記入して申し込む。ネット・郵便のいずれも7月16日必着としている。申し込み多数の場合は抽選で傍聴者を決定し、7月28日以降に抽選結果を発送する。傍聴定員は20人となっている。

横浜市での教科書採択については、2011年・15年に中学校社会科で育鵬社教科書が採択されたことや、採択過程も無記名投票など不透明だったことなど、問題になってきた。

会議傍聴についても、小学校教科書採択時も含めてここ数回は、傍聴定員を20人(小さな子ども連れや、障害者の付き添いの介助者などを想定した予備席も活用した場合、最大22人)に制限した上で、傍聴希望者を会場から徒歩10分ほど離れた大ホールに集合させた上で抽選をおこない、当選者は炎天下を会場まで移動する・外れた人はそのまま大ホールで中継映像を見るというおかしな運営をしてきた。このことにも「広い会場で実施し、傍聴定員を増やすべき」と求める声が上がっていた。

今回については、インターネット中継を予定しているとの一定の改善もみられる。その一方で新型コロナウイルス対策のどさくさに紛れて、より傍聴しにくくするような制限をおこなったようにも見受けられる。また傍聴定員を増やすことについても難色を示し、従来通りの定員としている。これでいいのだろうか。