分散登校で「男女別」、人権侵害という指摘

スポンサーリンク

ハフポスト日本版が2020年6月16日付で記事『男女別登校は「人権侵害」と専門家が指摘。1人の母の疑問に賛同の声』を掲載している。

Yahoo!ニュース
Yahoo!ニュースは、新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事など多種多様なニュースを掲載しています。

新型コロナウイルスでの対応として、「密」を避けるために分散登校がおこなわれていた。その際に分散のグループ分けを「男女別」にしていた学校が一定数あり、それはおかしいのではないかという指摘。

ハフポストによると、以下のような指摘がされている。

ハフポスト日本版は、男女別の分散登園・登校を東京都や埼玉県など複数の自治体で確認。うち公立校で行われた杉並区では保護者から相談があったため、区から学校に別の方法で分散登校をするよう伝えたという。

当方でも調査したところ、首都圏のみならず全国各地で、男女別の分散登校をおこなっている学校があったことを確認した。

分散登校は多くの場合、出席番号の前半や後半、奇数や偶数でグループ分けしていた場合が多かった様子。場合によっては、通学区域内の在住地区によってグループ分けしている場合もあった。

男女別の分散登校は、「身体測定や健康診断を実施するために、当該日1日のみに限り例外措置として男女別の分散登校をおこなう」というケースもあった。しかし恒常的に男女で班分けして分散登校させるケースもあり、正直ありえないのではないかと感じる。しかし一定数の学校がそのような措置をとっていた様子である。

身体測定や健康診断のための例外はともかくとして、男女別で分けて分散登校させることの何が問題か。

2006年改定教育基本法では明文としては削除されたものの、公立学校における男女共学については長い間共通の認識として扱われてきた。男女別の分散登校はこれに反するのではないかとする問題がある。

また旧来的な性別役割分担・ステレオタイプ的な型にはめ込むことにもつながりかねないことや、LGBTなど既存の性の枠組みに違和感を持っている児童生徒をはじめ、SOGI(性的指向や性自認)に対する侵害にもつながりかねないことが指摘されている。

この記事で指摘された問題はしっかりと検討した上で、よりていねいな対応をとっていくことができるようにしていくことが求められる。