福岡県立高校いじめ自殺事件、加害生徒を少年審判で「不処分」に

福岡県久留米市内の福岡県立高校で2018年に発生したいじめ自殺事件で、加害者とされた元生徒3人について、福岡家裁久留米支部が少年審判でいずれも不処分としていたことが、2020年6月15日までに判明した。

この事件は2018年6月、野球部に所属していた当時2年の男子生徒が、いじめを苦にすると受け取れるメモを残して自殺した問題である、同じ野球部だった生徒6人がいじめに関与していたことが明らかになり、うち3人について「自殺した生徒を押さえつけ、ズボンを引きずり下ろすなどした」として、警察が暴力行為処罰法違反容疑で福岡地検久留米支部に書類送検し、また地検支部が福岡家裁久留米支部に家裁送致していた。

福岡県立高校いじめ自殺:加害生徒6人中3人を書類送検・家裁送致
福岡県久留米市の福岡県立高校2年だった男子生徒が2018年6月、所属していた野球部でのいじめ被害をうかがわせるメモを残して自殺した問題に関連して、福岡県警久留米署は元野球部員3人(いずれも2020年6月時点では卒業)を暴力行為処罰法違反容疑...

少年審判の開始決定は2020年5月18日付でおこなわれたが、2人については2020年5月27日付、残る1人についても2020年6月8日付で、不処分が決定された。

少年審判の対象となった個別の事象だけをみれば、法的な責任を問えるほどではないと判断したのかもしれない。しかし法的な「穴」の問題についてはともかく、加害生徒らのいじめ行為の積み重ねによって生徒を自殺に追い込んだであろうことは、論理的にも推定されうることである。