川口市いじめ訴訟:市が議会に虚偽報告か?市議会が紛糾

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埼玉県川口市議会で2020年6月11日、市立中学校に通っていた男子生徒が在学中にいじめを訴えて不登校になった事件の訴訟について、市側の主張をただす質疑がおこなわれた。

川口市では近年、中学校での重大ないじめ事件が複数件立て続けに報じられている。この事件は2015年に入学した男子生徒が、所属していた部活動でいじめを受け不登校になったなどとして、訴訟で係争中の案件である。学校側の不適切対応などが指摘された。

当該いじめ案件の経過について市議が質問したところ、市側は「2016年9月に部活でトラブルがあったと訴えがあってから現在まで、学校として生徒本人への事情聴取ができなかった。母親が本人への事情聴取を拒否し、生徒と会わせてくれなかった」「生徒は3年時の新学期より登校できるようになったものの、その際に生徒への支援体制をとってきた」と答弁した。

しかし市議は「2016年10月に当時の担任が、また同年11月には担任と校長が、それぞれ生徒と面談して事情を聴いている」「2018年3月、担任が生徒宅を訪問し『支援体制のことは知らなかった』と発言した」と指摘した。「それらに関する音声録音データがある。提出もできる。精査してほしい」と主張した。

このことで議会は紛糾し中断した。同日夜の議会運営委員会では、共産党や会派「新風会」(立憲民主党系)、会派「青嵐会」(無所属・諸派系)が精査を主張したものの、自民党と公明党が「精査は議会になじまない」と主張し、自民・公明の賛成多数で精査しないことを決めた。

市側のこれまでの経過説明、およびそれを受けた裁判での主張に、虚偽があった疑いがあるということにもなる。これはいじめを隠蔽し関係資料を捏造・改ざんして虚偽説明をおこなっている疑いがあるということにもなる。

事実関係の虚偽報告疑惑が浮上したことは、あまりにもひどいと言わざるをえない。疑惑を解消する方向で、事実関係を明らかにすべきではないか。