「いじめ被害者側を侮辱」保護者が校長を提訴:山口県下関市立小学校

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山口県下関市立小学校に通っていた女子児童が2019年12月にいじめを苦にして自殺を図った問題に関連して、当時の校長が「いじめはなかった扱いでほかの保護者に吹聴し、いじめ被害児童の保護者を侮辱した」として、保護者が校長を相手取り約110万円の損害賠償を求める訴訟を下関簡裁に起こしていたことがわかった。提訴は2020年3月19日付。

事件の経過

報道によると、以下のような経過だという。

被害児童は同級生からいじめを受けていた。2019年10月には「複数の男子児童からわざと足をひっかけられて転倒させられた」などと訴え、「学校へ行くくらいなら死にたい」と訴えて登校できなくなった。

児童は2019年12月4日、自宅で自殺を図ろうとし、その様子を見つけた家族に止められた。

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この事件に関連して、学校側はいじめ被害の訴えがあったのに放置したと、被害児童側は訴えている。また自殺未遂事件の際には、児童は遺書を残していたが、保護者から遺書の存在を伝えられても学校は調査しなかったともされている。

また当該校の校長は2019年10月、児童の母親について、「自分の子どもがいじめられてもいないのに、いじめられたと子どもにうそを言わせている」などとほかの保護者の前で話したともされる。被害児童の母親は、校長の発言は侮辱行為に当たると訴えている。

校長は「いじめ行為をその都度指導してきた」「遺書は学校も市教委も存在を把握していない」「侮辱などはない」として、請求棄却を求めた。

この事件は報道の範囲でしかわからないとはいえども、報道内容が事実だとすれば、学校の対応はいじめ隠蔽の中でも悪質なものだと判断せざるを得ないことになる。

いじめの対応として、このようなものはいかがなものか。