熊本県立高校3年女子生徒いじめ自殺「学校側の対応に問題」調査報告書

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熊本県県北地区の熊本県立高校に通っていた当時3年の女子生徒がいじめをうかがわせる遺書を残して自殺した問題について調査していた熊本県の第三者委員会は2020年4月30日、いじめと自殺との因果関係を認めた上で、担任教諭の対応に問題があったとする再調査報告書をまとめ、蒲島郁夫熊本県知事に提出した。

生徒は2018年5月17日、学校を早退して帰宅後に自宅で自殺を図り、翌18日に死亡した。

この事件では、熊本県教委の第三者委員会が2019年、いじめを認定する調査報告書を出していた。別の2年男子生徒の「インスタグラム」の動画に当該女子生徒が映り込んでいたことを知った同級生が、▼当該女子生徒と交際していたとされる同級生のところに「これどう思う」などとあしざまに当該インスタグラムの話を持ちかける。▼授業中に同級生5人で「死ねばいい」「彼氏いるなら彼氏を大事にせなんやん」などと暴言。▼同級生が2年男子生徒のところに当該女子生徒を連れて行き、動画に映り込んだのは偶然なのかなどと問い詰める。――といった行為をおこなったことを、いじめと認定した。

しかし「学校側の対応について具体性が示されていない」などとして再調査がおこなわれていた。

報告書では、生徒が死亡した当日、涙目になりながら早退届を担任に提出していたの異変があったことを指摘し、「いつもとは異なった姿について、迎えに来た親族へ伝達することはできたのではないか」として担任教諭の対応を指摘した。

学校側の対応についての指摘がおこなわれたことは、重要ではないかと感じる。生徒の直前の異変を見逃した形になったことが指摘されている。この指摘は教訓として、今後の生徒指導や教育活動にいかしていくべき内容ではないかと感じる。