大阪北部地震「ブロック塀倒壊」関係者を不起訴に

2018年6月18日の大阪北部地震によって大阪府高槻市立寿栄じゅえい小学校のプールのブロック塀が倒壊し、そばの通学路を歩いて登校していた女子児童1人が倒壊した塀の下敷きになって死亡する事故があった。

この事故について大阪地検は2020年3月30日、業務上過失致死容疑などで書類送検されていた高槻市教委の担当者や点検業者など4人について、いずれも不起訴処分にした。「起訴するに足るほどの事実認定ができなかった」とした。

この事故では、ブロック塀の構造や強度に問題があったことが指摘されていた。4人については、専門家から倒壊の危険性が指摘されたにもかかわらず十分な対策をとらなかったなどとして捜査が進められていた。

この手の問題では、刑事事件として関係者個人の責任を問うというのは難しいかもしれない。不起訴はやむを得ないのかもと感じる一方で、「個人だけに責任を帰するのではなく、システム的な問題としてとらえ直し、同種事故を未然に防ぐための教訓として対策をとっていかなければならない」と感じる。

ブロック塀についてはこの事故以降危険性がより強く認識され、交換や補強などの措置が各地で進んでいると聞く。安全対策については、いくらしてもしすぎることはない。最大限の対策をおこなってほしいと願う。