教諭の暴力で生徒不登校に、いじめまがいの暴言も?:東京・世田谷区

東京都世田谷区立中学校で2019年5月に「体罰」事案があり、1年男子生徒が不登校になっていることがわかった。2020年3月17日の区議会で取り上げられた。

事案の経過

同中学校の50代男性教諭は2019年5月下旬、1年の国語の授業中、「授業態度を指導する」として男子生徒を黒板の前に立たせ、背後から生徒を黒板に押しつける行為をおこなった。この際に生徒のメガネが壊れ、額にケガをした。

生徒はショックを受け、翌日から欠席した。学校側の聴き取りに対して教諭は「体罰」を認め、生徒の自宅を訪問して謝罪したという。

生徒は数日後に登校を再開した。しかし当該教諭はその後、この生徒に「辞書を使うな」、また別の生徒に対して「この生徒と口をきくな」と指示するなど、暴言を繰り返したとされる。このことで生徒は、2019年6月より再び登校できなくなった。

生徒は半年後の2019年末まで登校できない状態が続き、2020年に入り少しずつ別室登校が可能な状態になっている。

議員は「教諭の暴行・暴言が不登校の原因ではないか」と指摘した。世田谷区教育委員会の担当者は「体罰」事案があったことは認めたものの、不登校には言及せず、暴言については「確認できていない」としている。改めて調査をおこなう方針を示している。

報復・いじめの可能性も

指摘された経過を読む限り、暴力行為をおこなった上、それが問題になったことに逆恨みした教師が、被害生徒にさらに報復的な行為をおこなったとも受け取れる。いじめ・ハラスメントの構図そのものだとも感じる。

暴言の問題についても、不登校の問題についても、きちんと調査した上で適切な対応をとらなければならない。