加計学園で不正入試疑惑の指摘:週刊誌で記事に

獣医学部新設申請の際に、安倍晋三首相と学園経営者との友人関係による忖度があったのではないかいう疑惑・「加計学園問題」が浮上した学校法人加計学園の岡山理科大学獣医学部(愛媛県今治市)で、2019年11月の推薦入試で韓国人受験生の面接点を一律0点にしていた疑惑が浮上した。国籍差別ではないかと疑念を持たれている。

一部週刊誌が2020年3月に、同大学職員からの内部告発の形で報じている。

問題になった推薦入試は、2019年11月19日に実施された「A入試」といわれる方式。学科(1科目50点×2)・面接50点・評定平均値(高校での成績)50点の計200点満点で採点される。

韓国人受験生は8人受験したが、いずれも面接では「0点」の評価だった。職員は「過去の入試で、面接0点はほとんど見たことがない」と疑問を呈している。

一方で加計学園側は「日本語でのコミュニケーション能力に難があった」と回答したという。それについても、筆記試験で満点に近い受験生が0点にされたケースもあるとして、疑問が呈されている。

一般的にいえば、日本語を母語にしない来日生徒について、日常会話にはほぼ支障がなくてもテストの筆記試験での指示が十分に理解できずに筆記試験での点数につながらないという「逆の」パターンはよく聞かれる。このことから類推すると、筆記試験で満点に近いということは、日本語でのコミュニケーション能力に難があったとは考えにくいとみなすのが自然だと思われる。

不正入試が疑われかねない事態である。事実関係を詳細に明らかにすべきではないか。