柔道部で「体罰」・不適切指導、顧問らを自宅待機:兵庫・飾磨工業高校

兵庫県立飾磨工業高校(姫路市)の多部制柔道部で、顧問教員らによる不適切指導が指摘され、また「体罰」・暴力事件があった疑惑が浮上した。同校が顧問3人を自宅待機措置にしていることがわかった。

自宅待機の対象になっているのは、三輪光(みわ・ひかり)教諭(55)と、女性非常勤講師(20代)、男性講師(20代)の3人。三輪教諭は「ヤンキー先生」とあだ名され、教育問題に関する著書出版やテレビ出演などの経験もある。女性講師は三輪教諭の長女だという。

同校の柔道部は「強豪校」としても知られ、全国高校定時制通信制大会で10連覇した経験もある。

事件発覚に至る経緯は、報道によると以下のようになっている。

2019年12月、兵庫県姫路市内でおこなわれた大会で成績が振るわなかったとして、顧問ら3人は部員を叱責した。その直後に部員10人が集団家出する騒ぎになった。部員はすぐに発見されたものの、顧問らによる「体罰」・暴力行為や、長時間の練習など厳しい指導があったことを訴えた。

学校側が事実確認したところ、顧問らは長時間の練習をしていたことなどについては認めた。学校側は不適切と判断し、2019年の年末に部活動を休部措置とし、顧問らを自宅待機措置にした。

その一方で「体罰」・暴力行為については、部員側と顧問側の言い分に食い違いがあるとして、継続調査中となっている。

顧問はマスコミ取材に対して「コミュニケーションとして軽くたたくことはあったが、怒って手を出したことはない」などと話しているという。

現時点では事実関係の詳細は調査中だとはいえども、少なくとも不適切な長時間練習などの指導があったことがうかがわれるということになる。事実関係の詳細な解明と、再発防止策を徹底していくことが必要になる。

(参考)
◎「ヤンキー先生」ら指導 飾磨工高多部制柔道部で体罰か(神戸新聞 2020/2/20)
◎飾磨工高柔道部で体罰、「ヤンキー先生」三輪教諭ら自宅待機(産経新聞 2020/2/20)
◎「ヤンキー先生」三輪光教諭ら3人、体罰で自宅待機に 兵庫・飾磨工高柔道部(毎日新聞 2020/2/20)