夜中に助け求めた児童を追い返す:神戸市の児相

神戸市こども家庭センター(児童相談所。神戸市中央区)で、午前3時に助けを求めて来所した小学生女児を、当直担当の委託業者の職員が「警察に相談しなさい」と伝えて追い返していたことが、2月18日までにわかった。

神戸市子ども家庭センターでの夜間および休日の当直業務はNPO法人に委託している。

神戸市は不適切な対応だったと認め、当該担当者および業者に再発防止の対応を要請した。

報道によると、事案は2020年2月10日午前3時過ぎに発生した。市内の小学校6年の女子児童がセンターを訪問し、インターホンを押して「親から家を追い出された」と助けを求めた。しかし応対した担当者は、インターホンのモニタ越しでは年齢が比較的高いように見えた・話の内容も緊急性が薄いと判断したとして、「警察に相談しなさい」として追い返した。

児相のマニュアルでは、夜間・休日の来訪者への対応については、速やかに児相の担当幹部に連絡して指示を仰いだ上で対応することになっているが、その場ではその手続きもされていなかったという。

児童はその後神戸市中央区内の交番で保護された。

警察からの連絡を受けて、児相で児童を一時保護し、その後の調査では家庭での虐待があったと判断されたという。

小学生が夜中の3時に助けを求めて来所するという状況自体、緊急を要する事案だといえる。それをインターホン越しに追い返したとなると、重大なことになってしまう。このようなことを再発させないよう、対応策を研究していく必要がある。