群馬県立高校いじめ自殺「1年の頃から悪口や陰口あった」複数の証言

群馬県前橋市の群馬県立勢多農林高校2年だった女子生徒が2019年2月に自殺し、いじめを受けていたと訴えるメモが残されていた問題で、この問題を調査している第三者委員会「群馬県いじめ問題等対策委員会」が「この女子生徒は、1年の頃にも悪口や陰口をいわれていた」という情報を得ていたことが、2020年2月1日までにわかった。

調査委員会ではこの情報についても調査をおこなうことにしている。最終報告がまとまる時期は、現時点では未定とされている。

事件の経過

女子生徒は2019年2月1日、群馬県前橋市内の踏切で列車に飛び込み自殺した。生徒の死後、いじめで悩んでいたことを示唆する内容のメモ27枚が生徒の自宅から見つかった。生徒が匿名で開設していたツイッターでは、継続的に悪口を言われるなどのいじめがあったという訴えが記されていた。

群馬県前橋市高校生自殺:ツイッターに「いじめ被害」書き込み
 群馬県立勢多農林高校(前橋市)2年だった女子生徒が2019年2月に自殺し、いじめがあったと指摘されている問題で、自殺した生徒がツイッターにいじめ被害を書き込んでいたことがわかった。  「東京新聞」2019年8月29日『前橋・...

生徒は1年だった2017年度、容姿を動物に例えられる悪口を言われたなどとして、学校側に相談していた。また2019年1月には、同級生から「死ね」といわれたなどと、学校側に被害を訴えていた。

学校側の調査では、生徒の自殺から2週間ほど前の2019年1月、学校行事の準備の際に同級生と意見が対立し、否定的な発言を受けたことを確認し、その行為はいじめ防止法の定義によるいじめに該当すると判断した。その一方で、悪口を言われるなど継続的ないじめがあったとされたことについては「確認できなかった」として、メモに記されていた内容はすべて否定した。

第三者委員会が、同じクラスの生徒や同じ部活動の生徒あわせて58人にアンケートを実施し、一部の生徒には直接の聴き取りもおこなった。調査の中で、同級生から「継続的な悪口があった」という証言が複数得られたとしている。

いじめがあった可能性が強くうかがわれることになる。詳細に事実関係を解明していくことが必要だと言える。