体育授業中のケガ放置、生徒は緊急手術を要する症状:福岡・直方市

福岡県直方市立中学校で2019年11月、体育の授業中に2年男子生徒が大けがをしたにもかかわらず、授業担当の教員らがケガの程度を軽く見て放置していたことがわかった。生徒は家族の車で病院に運ばれたものの、重度の症状と診断されて緊急手術を受け、長期のリハビリが必要と見込まれているという。

事故の状況

朝日新聞2019年12月19日『体育で大けが、救急車呼ばず 福岡の中学、後で緊急手術』の報道によると、事故は2019年11月18日朝に起きた。

1限目の体育の授業でハードルを跳んでいた際、男子生徒が転倒して強い痛みを訴え、自力では立ち上がれない状態になった。しかし教員は、同級生に対して、この生徒をコースの外に出すよう指示しただけだった。生徒は、職員室などから呼ばれた別の教員3人に車椅子に乗せられて保健室に運ばれた。

学校側が生徒の家族に連絡し、父親が学校に到着した。生徒はその際、右足を押さえ、けいれんを起こすように震えていたという。父親の車で近くの病院に運んだ。しかしこの病院では対応困難な症状として、救急車で別の病院に搬送された。生徒は右足大腿骨頸部を骨折していて、緊急手術を受けた。

対応に不備があったのではないか

生徒が強い痛みを訴え、自力では立てない状態になっていた。また保健室でもけいれんを起こしているような状況になっていた。これらの状況からは、救急車を呼ばなかったという判断をしたことに、強い疑問を感じる。

生徒のケガの程度を軽く見ていたのは不適切だというほかない。事故の状況をていねいに検証し、教訓にしていく必要がある。