岐阜市立中学校いじめ自殺「いじめが主な要因」調査報告書

 岐阜市立中学校3年の男子生徒が2019年7月3日に自殺した問題で、第三者委員会は12月19日、生徒の自殺はいじめが主な要因だとする報告書をとりまとめた。

岐阜市立中学校いじめ自殺事件
岐阜市立中学校3年の男子生徒が2019年7月に自殺し、背後にいじめが指摘された問題。事件の経過岐阜市立中学校3年だった男子生徒は2019年7月3日朝8時頃、岐阜市内のマンションから飛び降り自殺した。生徒の自宅からは、同級生の実名を名指しし「

 12月23日にも正式に岐阜市教育委員会に提出することにしている。

 報道によると、調査報告書ではいじめが自殺の原因になったと断定した上で、教員の連携が不十分だったことなど学校側の対応の不十分さによっていじめが見落とされ激化につながったことが指摘された。

 この事件では、生徒へのいじめの様子に気づいた同級生が2019年5月、担任教諭に対していじめの状況を告発するメモを渡していた。しかし担任教諭は十分な対応を取らず、メモの内容をほかの教員と共有することなく破棄していたことなどが指摘された。

 また自殺前日には、この生徒がトイレで加害生徒らから土下座を強要されていたとする目撃情報もあった。警察は2020年の年明けにも、加害生徒3人を強要などの容疑で書類送検する方針を固めたと報じられている。

 報告書がまとまったことは、一つの区切りではある。しかし生徒が戻ってくることはないという現実もある。事件の教訓を詳細に明らかにした上で、このような事件を再び起こさせないためにはどうすればいいか、また同種のいじめの兆候を見つけたときにはどう対応すればいいかなど、ていねいに検討していく必要がある。