姫路市立小学校暴行「報道発表以上にひどい内容」被害者側が訴え

 兵庫県姫路市立小学校で、新任教員の授業に立ち会っていた初任者指導担当の教諭が3年生の男子児童に暴行を加えた事件で、被害児童側が「姫路市教委の報道発表以上の暴行を受けた」と訴えていることがわかった。

 暴行事件は2019年11月29日に発生した。別の学校所属で、初任者指導担当として近隣の複数校を巡回している教員はこの日、道徳の授業に立ち会った。その際に教諭は女子児童の「姿勢が悪い」として女子児童の姿勢を正そうと体に触れたが、別の男子児童が「(この女子児童が)嫌がっている」といったことに逆上し、この男子児童を廊下に連れ出して暴行を加えて、頸椎捻挫などのケガを負わせた。

 姫路市教育委員会は、教諭の行為について「児童を自分の方に向かせようと、児童の顔をつかんだ」などと発表していた。

 しかし被害児童側は「平手打ちで殴られ、その弾みで窓ガラスに体をぶつけた」「教諭はさらに、児童の顔をつかんで頭を持ち上げた。教諭が手を離した弾みで児童はバランスを崩し、窓枠に体をぶつけた」と訴えている。

 被害状況を小さく扱い、報道発表も小さくすることは、事件を「大したことがない」と扱っていると受け取れるものでもあり、被害者を傷つけ中傷することにもつながる。

 極めて悪質な暴力事件であり、厳しい対応も必要になってくる。