神奈川県真鶴町立小学校で2019年11月7日、6年生の体育の走り高跳びの授業の際、支柱が児童の眼球を直撃して失明する事故があったことがわかった。
授業では「園芸支柱2本をそれぞれ児童が持ち、高さ30センチメートルのところにバーに見立てたゴムひもを張る」という、教員が自作した代用品で授業をおこなっていた。園芸支柱の先はとがっていたという。
ある男子児童が飛び越えた際に支柱の先端が児童の左目を直撃した。児童は病院に運ばれたが、失明と診断された。被害に遭った児童は一時入院したが、退院して登校を再開したという。
授業はいくつかのグループに分かれて実施し、授業担当の担任教諭は事故当時ほかのグループの指導にかかっていて、事故の瞬間は目撃していないという。
正規の備品・教具が購入できず、自作品で代用せざるを得ないほど、教育予算が少ないことに根本的な問題があると感じる。