「教諭の暴言やいじめ放置で自殺未遂・不登校」と訴え:埼玉県川口市の市立高校

 埼玉県川口市立の高校で2016年、ソフトボール部顧問だった男性教諭が当時1年の女子部員に暴言を浴びせ、また部内でのいじめを放置し、当該部員を不登校や自律神経失調症に追い込んでいたことが、11月22日までにわかった。川口市教育委員会は教諭を訓告処分にしたという。

 報道によると、以下のような内容が指摘されている。

 教諭は2016年9月、負傷のためにソフトボール部の練習を見学すると申し出た当時1年の女子生徒に「骨が折れるくらいやったらどうだ」と暴言を浴びせた。

 またこの女子生徒は部内でいじめを受けていたが、顧問教諭は放置したとも指摘されている。生徒は2016年秋に退部したが、その後もいじめが続いた。

 これらのことが重なって、生徒は自殺未遂を図ったとされる。また当該教諭の担当授業の受講が苦痛で不登校になり、自律神経失調症を発症したとも訴えている。

 報道の内容は第一報ではあるものの、かなり重大な状態がうかがわれることになる。教諭の暴言、いじめ放置、自殺未遂、不登校、精神症状発症と、深刻な内容がいくつも重なった状況になっている。

 それぞれの問題ごとにていねいに事実解明を図り、必要な対策をとっていく必要がある。

 また川口市の市立学校では近年、「女子中学生いじめ自殺(2017年)」「中学校での男子生徒いじめ自殺未遂、のち自殺(2019年)」「中学校でのいじめ訴訟(継続中)」「小学校での外国籍児童への人種差別いじめ(2018~19年)」と、重大ないじめ事案が相次いで発覚している。再び重大な事案が発覚したことになる。市教委レベルでもていねいな対応をとるべきではないか。