大学入学共通テスト「記述式問題」の導入中止求める声が高まる

 大学入学共通テストでは、英語の民間試験導入(導入延期を発表)だけでなく、国語・数学の「記述式問題」にも強い批判が集まっている。

 国会では、立憲民主党・国民民主党・社民党などの合同会派と共産党会派は共同で、共通テストでの記述式問題を取りやめるよう改正する法案を、2019年11月14日に衆院に共同提出した。英語民間試験中止を求める法案に続く共同提出となる。

 また「記述式問題」に対しては、大学教員や高校教員、将来試験を受けることになる高校生からも、強い批判が起きている。

 約50万人の答案を短期間で採点することでは、採点者も1万人単位での確保が必要になってくる。しかしこれだけ大がかりになると、採点者の質や採点基準の統一が十分に担保されない可能性がある。採点者・採点チームによって採点基準が変動してしまうと、公正を旨とする入学試験としては非常に具合が悪い。

 また受験生の側も、記述式問題では自己採点が困難になり、二次試験出願の際の参考にしにくいことも指摘されている。

 これだけの問題が指摘されているものを導入するのは、無理があるのではないか。記述式問題は二次試験でも出されるので、共通テストで採点システムのリスクを背負ってまで導入する必要性は乏しいとも考えられる。