「ブラック校則」めぐり討論会:横浜

 「ブラック校則」問題をめぐる討論会が、2019年11月16日に横浜市で開かれた。神奈川新聞2019年11月17日『「ブラック校則」問題巡り討論会 厳罰化に懸念の声』が、その様子をリポートしている。

 記事によると、パネルディスカッションで登壇した高校教員は、以下のような内容を指摘した。

 その後のパネルディスカッションには、県立高校教諭らが登壇。学校で厳罰指導に歯止めがかからない現状について、この教諭は「生徒の問題行動が減ってせっかく落ち着いてきたのに、厳しい校則をやめたら再び学校が荒れると受け止める教員がいる」と指摘。「そもそも学校運営に関わることで管理職に対して反対意見を持っていても、『反映されないので言っても無駄』という空気が教員間にある」と打ち明けた。

 一昔前の「管理教育」の発想は根絶されるどころか、「ブラック校則」の形でしぶとく生き残り、さらには以前よりも厳しくなっているのではないかともいわれるような状況。その背景について示唆しているようにも受け取れる。

 厳罰指導で問題行動を対症療法的に「抑え込んだ」だけでは、生徒の納得や自主性が獲得されず、また一部の教員の側もバックラッシュを恐れてさらに抑え込み続けるしかなくなるという発想に陥ってしまう、という悪循環に陥ってしまっている。

 また学校運営の風通しの悪さも背景にあるとのこと。生徒の学校生活の問題と教職員の働き方の問題はそれぞれ独立した別個のものではなく、相互につながっていることを示している。

(参考)
◎「ブラック校則」問題巡り討論会 厳罰化に懸念の声(神奈川新聞 2019/11/17)