児童にはさみを突きつける「指導」:神戸市立小学校

 神戸市立小学校で2019年10月、女性教師が5年生の男子児童に対して「指導に従わない」として、「頭の中はどうなっているのかな」などと言いながら児童にはさみを近づけ、児童の頭を切るまねをしていたことがわかった。

 神戸新聞2019年11月13日付が報じている。

 報道によると、事件は2019年10月28日に起きた。この児童が音楽会に向けた練習中に歌おうとしなかったとして、担任教諭(30代)がほかの女性教諭(50代)に相談し、放課後に2人でこの児童を呼び出し、居残りで指導した。

 その際に50代女性教諭が、この児童にはさみを近づけたという。

 児童から話を聞いた保護者が「やりすぎではないか」として学校に連絡し、事件が発覚した。神戸市教委は教諭への処分を検討しているという。

 はさみを意図的に近づけるなど、事故にもつながりかねない危険な行為である。また児童の人権を侵害する行為にもなる。はさみを突きつけるのは「大したことがない」「正当な指導だ」とでも考えていたのなら、とんでもないことである。

 しかも事件のあった神戸市では、事件発生の前後でも、東須磨小学校の教員暴力事件とそれに関連して加害者教員の一部が児童にも暴力行為を加えたと指摘された問題、別の小学校で児童を長時間立たせる事件など、教員による不適切行為が大きく扱われた時期でもある。そんなさなかに事件が起きていたというのは、余計に恐ろしいと感じる。