同僚教員のパワハラでうつ病発症、退職に追い込まれる:熊本県立特別支援学校

 熊本県立特別支援学校で、30代男性講師が40代女性教諭からパワハラを受けてうつ病を発症し、退職に追い込まれていたことがわかった。2019年11月3日付『熊本日日新聞』が報じている。

 報道によると、2017年に赴任した男性講師は、同じクラスを担当する女性教諭から「自分より早く退勤するな」「学校を休むな」などと命じられたり、授業を押しつけられるなどされたという。講師は2017年10月頃から体調を崩し、2019年1月になってうつ病と診断された。

 講師は自殺未遂を図って入院するなどして休職した。学校側は2019年4月になって女性教諭を配置転換したものの、講師は体調が回復せず、2019年8月に退職を余儀なくされた。

 加害者とされた女性教諭は、発言の一部は認めたものの「パワハラではない」とした。一方で校長は、女性教諭の一連の言動について「パワハラに該当する行為があった」と判断しているという。

 神戸市での事件、奈良県での事件、兵庫県姫路市の事件に続いて、教師による同僚教員へのパワハラ行為が発覚したことにもなる。

 パワハラによって勤務不能な状況に追い込むことは、被害者にとっても、体調・キャリア・生活や将来の問題など人生の各方面にわたっていわれのない上に重大な損害を受けることになる。また職場の労働環境としてもこのようなことはふさわしくないし、学校としても生徒いじめなど別のところに飛び火する危険性もある。

 学校側が早く気づいて対処できなかったのか、検討を要する。