岐阜市中学生いじめ自殺:担任教諭の指導後にいじめ激化?

 岐阜市立中学校3年の男子生徒が2019年7月に自殺し、背景にいじめがあったと指摘されている問題で、この問題を調査している第三者委員会の会合が11月1日に開かれた。

 「給食時に嫌いな食材を押しつけられる」「金銭を要求される」「たたかれるなどの暴力を受ける」など、同級生から証言が得られた約30件についていじめだと認定し、今後自殺との因果関係を精査するとしている。

 第三者委員会が確認した行為について、自殺直前の1ヶ月間に集中しておこなわれたことも指摘されている。

 この問題では2019年5月下旬、「自殺した生徒へのいじめがある」として、同級生の生徒が詳細を記した文書を担任教諭宛に提出していた。担任教諭はその手紙を受けて、加害者と名指しされた生徒2人を指導したものの、「給食でのトラブル」と扱っていた。また同級生が提出したメモについても、組織的に情報共有することなく「個人情報」などとして破棄した。

 担任教諭は事件発覚後市教委で研修措置となったものの、2019年9月に依願退職している。

 生徒の自殺は、担任教諭が加害者生徒へ指導した時期から約1ヶ月後となっている。報道ベース以上の詳細は不明だが、担任教諭による指導といじめが激化した時期とが重なり、指導のまずさが加害者の「逆恨み」を呼んだのではないかともうかがわれるような形とも受け取れる。

 指導の方法や内容について、詳細に解明して教訓を導き出すことが必要ではないかと思われる。

岐阜市立中学校いじめ自殺事件
岐阜市立中学校3年の男子生徒が2019年7月に自殺し、背後にいじめが指摘された問題。事件の経過岐阜市立中学校3年だった男子生徒は2019年7月3日朝8時頃、岐阜市内のマンションから飛び降り自殺した。生徒の自宅からは、同級生の実名を名指しし「