前校長や「近い教員」のパワハラ、週刊誌が報道:神戸市教員暴力事件

 神戸市立東須磨小学校の教員暴行事件。週刊文春によると、前校長(2019年度高津橋小学校校長に異動、2019年11月1日付で市教委付に異動)のパワハラが指摘されている。

神戸・東須磨小学校イジメ事件 教育現場にあるまじき異常事態の責任はA前校長にある | 文春オンライン
11月1日、神戸市教育委員会は、東須磨小のA前校長を市教委付に異動させた。問題発覚後、一部のメディアには顔と名前を伏せて登場したA前校長だが、現在は、体調不良を理由に学校を休んでいる。市が設置した第三…

 前校長は、被害者教員に対して飲み会への参加を強要したとされる。また別の若手教員に対しても暴言を吐いた。

 前校長が自らパワハラをおこなっていたことで、前校長に近い教員にもパワハラをおこなう雰囲気ができたと指摘されている。

 文春の本文では「B」とされている、パワハラ加害者4人のうちの一人とされる男性教諭「STM」も前校長と一緒になって、前校長が暴言を吐いた相手の教員を罵ったともされる。

 さらに文春の本文では「C」とされている、前校長に近い別の女性教員も、別件のパワハラをおこなったことが指摘されている。女性教員Cは被害者教員へのパワハラに関与した4人とは別の教員だという。前校長・STM・女性教員Cは前任校の「神戸市北区の小学校」(箕谷小学校)でも同僚だった。

 女性教員Cは「女子大の音楽科出身」で、前校長の威光を振りかざしながら音楽専科教員にきつくあたるなどして問題になり、被害に遭った音楽専科教員が「パワハラだ」として苦情を申し立てていたという。

 また前任校ではSTMが児童の腹を殴る「体罰」・暴力行為を加えたが、STM本人は保護者に対して「なんなんですか?」というふてくされた対応に終始し、前校長(当時教頭)が曖昧な対応をしたとも指摘されている。

 文春の記事によると、パワハラの構造はかなり根深いものとなっていたことがうかがわれる。管理職自らがパワハラ体質だった上に、管理職に近い教員がパワハラ行為や児童への暴力行為を加えてもも適切に対応されないなど、これではパワハラや暴力行為がはびこる構造となってしまう。

 事実関係を精査をおこなった上で当事者には必要な対応をとると同時に、このようなことを起こさない・起こさせないような体制づくりの構築こそが求められている。