同僚教員への暴力・パワハラ、姫路でも:被害者は退職

 兵庫県姫路市立小学校で2017年度、当時臨時講師だった20代男性が同僚教員から暴行やパワハラを受け、体調を崩して退職に追い込まれていたことがわかった。

 神戸新聞2019年11月1日付『教員の暴言暴行、姫路でも 市立小学校で講師が被害訴え退職』によると、事件の経過は以下のようである。

 2017年4月に臨時講師として赴任した男性は、職場で無視される、懇親会で飲酒を強要される、児童に対して自分を中傷する言葉を言われるなどのパワハラを受けた。加害者は中堅の教員が中心だという。被害講師はパワハラで体調を崩し、2017年6月に一時休職を余儀なくされた。

 復帰後の2017年8月には「励ます会」名目の飲み会に呼び出された。そこでも複数名の教員から飲酒の強要があり、男性教員がこの講師に対して「1回死んでこい」などと発言し、また別の女性教員が講師の顔を殴るなどした。さらに、講師は頭をつかまれて鍋に顔を押しつけられそうになったとも訴えている。男性はショックを受け、同月末で退職した。

 男性は管理職に相談しても「(加害者には)お世話になっているんだろう」「君がもっと強くならなければならない」として対応しなかったとされる。

 学校側は事実関係を認めたというが、詳しい聴き取りなどはしていなかった。姫路市教委によると、学校側が調査して加害者教員が謝罪したとする報告を当該校から受けたとしているが、被害者側は「謝罪を受けたことはない」とも訴えている。

 飲み会での飲酒強要、暴力行為、児童の前で教員のことを中傷するような言動、被害を訴えても管理職が「加害者にお世話になっているんだろう」とする対応をとった――これらの点は、神戸市での事件と酷似している。

 このような悪質な事件があちこちで起きる土壌があるのなら、極めて許しがたいことである。