定期試験「開始25分以内のトイレ退出は欠席扱い」内規:滋賀県の高校

 滋賀県彦根市の私立彦根総合高校で、定期試験開始後25分以内にトイレなどで退出した場合は欠席と見なすという内規があったことがわかった。

 京都新聞2019年10月22日付が報じている。

 内規は少なくとも10年以上前から運用されていた。カンニング防止などが目的だという。事前に体調不良などを申告した場合は別室受験や退出などを認めていた。

 生徒がトイレに行きたいと申告した場合は、「欠席扱いになるけどいいか」と伝えた上で生徒に判断させていたという。2019年度、どうしてもトイレを我慢できなくて退出して欠席扱いになった生徒がいたことも指摘されている。

 滋賀県では、別の高校でも「トイレ退出」が問題となっていた。それに続いて問題が発覚したことにもなる。

「試験中のトイレ退室は減点」指摘受けて取りやめ:滋賀県立高校
 滋賀県立八幡工業高校(滋賀県近江八幡市)で、定期試験の際にトイレで途中退室した際には当該生徒の得点を1割下げる扱いがされていたことがわかった。  京都新聞2019年10月10日『試験中トイレ退室の生徒は1割減点 校長「非人権的な規則...

 生理現象にまで不利益を与えようとするのは、人権侵害にもあたり、人道に反することにもなる。「カンニング防止」など試験の公正性を図ることは、それはそれとして重要な課題ではあるが、そのことによって人権侵害的な措置が横行するようなことになってしまってはいけない。よりていねいな対応が求められている。