神戸市教員パワハラの保護者説明会:加害者「謝罪文」に違和感

 神戸市立東須磨小学校の教員集団暴力・パワハラ事件の保護者説明会が、2019年10月16日に同校で開かれた。

 校長らは、この時点でつかんでいる情報について説明した。事件にショックを受けて登校できない状態になった児童が複数人いることを明らかにした。「激辛カレー」強要事件で児童がショックを受けているとして、学校給食にカレーを出すことを当面見合わせることや、事件現場となった家庭科室の改修を考えていることを明らかにした。

 説明会では加害者教員は4人とも欠席したものの、「謝罪文」が代読された。「謝罪文」の内容が報じられているが、違和感を感じるものだった。

 暴力行為やハラスメント行為を一番激しくおこなったとみられることなどから首謀者格ではないかという見方もされている「加害男性教員A」は、謝罪に見せかけながらも、被害者本人への謝罪を巧妙に避けている文章となっていた。また最年長でこちらが首謀者格ではないかという見方もある女性教諭は「被害者をかわいがってきたのにこんなことになって戸惑っている」とする内容を寄せた。加害教諭のいう「かわいがり」って、大相撲などで問題になった「いじめ」の意味なのかと、それこそ読み手を困惑させ、被害者やその関係者を攻撃しているとも受け取れる内容になっている。

 加害者教員は4人とも、2019年7月に校長から指導を受けた直後、「なんで自分が指導されなあかんねん」「(被害者は)○○(女性校長)チルドレンや。ママによしよししてもらえ」「謝るんやったら土下座でも何でもやったるわ」「君たちに話しかけたらパワハラになるからな」などとそれぞれ被害者を威圧する発言をおこない、被害者の体調を決定的に悪化させるきっかけとなったとされている。今回の謝罪文についても、本気で反省しているのは疑わしい、むしろ巧妙に被害者に圧力をかけているのではないかとも受け取れる内容に感じる。

 加害者教員については、一部週刊誌報道によると、休職に追い込まれた被害教諭やその他の被害教諭に対して極めて悪質な行為をおこなったとも指摘されている。事実関係を詳細に調査の上で、厳しい対応が必要になる。