大阪府立支援学校でも同僚教員へのパワハラ、被害者が提訴

 大阪府南部の府立支援学校に勤務する女性教諭(58)が、同僚の男性教諭(30代)から罵倒されたり威圧的な態度をとられるなどの行為を繰り返し受けて一時休職に追い込まれたが学校側は十分な対応をしなかったとして、大阪府を相手取り、慰謝料など約600万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしていたことが、2019年10月17日までにわかった。

 加害者男性教諭は2014年6月、新任教員らに対して高圧的な態度で指導していた。その様子を見かねた被害教諭が注意すると、男性教諭は逆上して「お前もそこらへんのおばはんと一緒やったのう。見てたらムカムカする。さっさと消えろ」などと暴言を吐いた。

 別の日には、生徒への指導方針で意見が違ったとして、加害者教諭は被害者に対し、ほかの教員の前で「俺に恥をかかせた」「謝れや」などと長時間罵倒した。

 女性教諭は急性ストレス障害と診断されて3ヶ月間の休職を余儀なくされたという。

 また加害者男性教諭は、ほかの複数の教員に対しても、扇風機を蹴ったり机をたたくなどの威圧的な行動や、「さっさと辞めろ」と暴言を吐く、業務上必要な連絡事項を伝えないなどのパワハラ行為を繰り返し、同僚教員少なくとも8人が睡眠障害などを訴えたという。

 加害者男性教諭が、生徒の頭をたたく・体育館の壁をたたいて威圧するなど、生徒への「体罰」・暴力行為を複数おこなっていたことも指摘されている。

 加害者は2019年時点では別の支援学校で勤務しているというが、懲戒処分はおこなわれないままとなっているとされる。

 被害者の訴え通りなら、極めて悪質なパワハラである。休職者や体調を崩す人まで複数出ているにもかかわらず、このような悪質な人物が何の処分もなく野放しにされているのは、尋常ではない。

(参考)
◎大阪でも教員間トラブル「いじめ」と女性教諭(産経新聞 2019/10/17)