「試験中のトイレ退室は減点」指摘受けて取りやめ:滋賀県立高校

 滋賀県立八幡工業高校(滋賀県近江八幡市)で、定期試験の際にトイレで途中退室した際には当該生徒の得点を1割下げる扱いがされていたことがわかった。

 京都新聞2019年10月10日『試験中トイレ退室の生徒は1割減点 校長「非人権的な規則」と取材受け廃止に、滋賀の県立高』が報じている。

 少なくとも10年以上前から運用されていたという。定期試験の際に試験監督の教員がそのルールを口頭で伝え、トイレに行きたいと申し出た生徒に対しては「点数が減るけどよいか」と確認をおこなった上で、トイレの前まで付き添いをおこなっていた。

 京都新聞が情報をつかんで取材を申し入れたことをきっかけに、2019年10月の2学期中間試験よりその運用を廃止したとされる。

 学校側によると、このような規則が制定されたきっかけは、「試験中に途中退室する生徒が多かったからと聞いている。規則制定の詳細な時期や制定の詳細な経緯は、当時の教員がすでに異動しているためにわからない」としている。

 トイレなどの生理現象や体調に対して、不利益な扱いをおこなうのは人道的ではない。テストの点数を下げることは、通知票や調査書での評定にもつながり、進学や就職試験の際に不利益を及ぼす恐れもある。

 規則制定当時の詳細な経過は今となってはわからないということだが、以前からの規則運用だとはいえども疑問に思われるようなことは適宜見直していくことが必要になる。