神戸市立小学校パワハラ事件:校長が記者会見

 神戸市立東須磨小学校で教員が同僚教員に対していじめ・パワハラ行為を加え教員1人を休職に追い込んだ問題で、同校の校長と神戸市教委担当者が2019年10月9日に記者会見し、この時点で把握している内容について話した。

校長の記者会見

 校長によると、ハラスメント行為を把握した時期は2019年7月初めとし、被害者・加害者双方から聴き取りをおこなったとしている。

 加害者は男性教諭3人と女性教諭1人の計4人とされている。男性教諭3人については、聴き取りの際にいずれも当該教員への暴行や所有物を壊すなどのいじめ行為を認め、「自分が面白ければ良かった」などと話したという。一方で女性教諭は「2018年度には、被害教員とは良好な関係だった」などと話していたとされ、聴き取りの際には戸惑っていた様子があったともされる。一方で女性教諭が2019年4月頃、被害教員の私的な情報について、本人が望んでいないのに職員室で言いふらす行為があったことも確認したとされる。

 加害者のうち2人は、事件があったとされる2018年度・2019年度の2年間にわたり、校内のいじめ対策担当の校務分掌を担当していたことも明らかにされた。

 いじめ・パワハラの態様について「首謀者格・リーダー格がいたのか」と記者から質問がでたが、校長は「詳細はこれから教育委員会が調査することになるが、現時点までの調査の範囲では、4教員はそれぞれ個別に被害教員へのハラスメント行為をおこなっていたと認識している」とした。

 校長は2018年度に他校から東須磨小学校に教頭として転任し、2019年度に同校校長に昇任した。職員室の雰囲気について「教頭として着任した当初から、教員間の人間関係に違和感を感じていた。一部の教員が同僚教員を呼び捨てにするなど乱暴な発言を繰り返していたり、ものを他の教員に渡すときなどに乱暴な態度をとるなどしていたことなどの状況があり、傷ついている教員がいた」などと話した。

事件は根が深い

 マスコミ報道では、校長・市教委が記者会見で話した内容以上に、パワハラ行為の生々しい内容が指摘されている。

 また2018年度当時の校長(2019年度に神戸市立高津橋小学校校長として転任)についても、被害者教員や他の教員に対するパワハラと思われる言動があったと指摘されたことや、被害者教員が加害教諭グループからのパワハラを訴えても当時の校長が放置したという指摘もされている。

 この問題は相当根が深いとも思われる。いじめ・パワハラを徹底的に解明し、根を断ち切るような取り組みが必要になる。