いじめ情報「裏紙再利用」で児童生徒への流出事例相次ぐ

 いじめ問題について教職員の情報共有のために使用したプリントが「裏紙」として再利用され、児童・生徒の手に渡って情報が漏洩していた事例が、相次いで報じられている。

 2019年9月には、仙台市の中学校で、裏紙を使用して印刷された国語の漢字テストの模範回答に、いじめに関する内容や関係生徒の実名が記載されたメモの裏紙が誤って使われていたことが発覚した。

 また2019年10月には、熊本市の小学校で、不要な紙を使って造形活動をおこなうという2年の図工の授業で、担当教員が用意した紙の中にいじめに関係した児童の実名やいじめの状況などについて記されたメモが混入して使われていたことが発覚した。

 いずれも、いじめに関する情報が記されていたことに気づいた保護者が、学校側に連絡して発覚した。何らかの理由で裏紙再利用向けの用紙を保管する場所に誤って置かれ、担当教員が気づかずにそのまま持ち出して使用したとみられている。

 片面印刷で裏が白紙なので裏紙利用という考え方は、ある一面ではあるのかもしれない。しかしその一方で、いじめの問題や、個人名の取り扱いなどについては、慎重に取り扱わなければならない情報である。廃棄などの際には細心の注意を払わなければならない。