明石市、中学校給食を無償化へ

 兵庫県明石市が中学校給食の無償化を導入する方針を固めたと報じられている。市立中学校全校が対象で、所得制限などは設けないとしている。

 早ければ2020年4月にも導入したいとしている。実現した場合、中核市以上の規模の自治体での給食無償化は初めてとなる。

 明石市では市独自で第2子以降の保育料無償化を導入しているが、2019年10月に国の保育料無償化制度が始まることに伴い、市独自の保育所無償化予算相当分を中学校給食無償化に振り替えることで財源を確保するという。

 義務教育は憲法上は無償とされているが、判例によると授業料を徴収しないことを意味し、学用品その他の諸経費については個別の立法措置によるものとなっている。その一方で義務教育段階でも、学校生活にかかる諸費用に関する家計の負担は問題になっていて、軽減や減免などの措置の拡充が求められている。

 給食については、食育の重要性や、家庭の状況が食事状況にも直結することが指摘されていることなどからも、特に重点的に支援すべき課題になっているといってもよい。無償化に踏み出したのは歓迎すべきことである。