「筆算の線に定規」問題、社会科でも「定規使わないと減点」訴えも

 小学校現場で、筆算の線を定規で結ぶよう教師が指示したなどとする記事を西日本新聞が2019年9月24日付で出したことに関連して、同紙が2019年9月26日(ウェブ版)に続報『「筆算の線に定規」疑問相次ぐ 「片手でも強いられた」声も』を出した。

「筆算の線に定規」疑問相次ぐ 「片手でも強いられた」声も
小学5年生が定規を使って筆算の横線を引くよう学校で指導されていることに対し、疑問を感じるという声を紹介した西日本新聞の24日付記事が、...

 西日本新聞の9月24日付記事に反響が大きく、全国の保護者や教員などから事例情報が寄せられたという。その事例の一部を紹介している。

 定規で線を引くことが目的化しているあまりに、理不尽な指導がおこなわれたケースが複数紹介されている。

 「腕を骨折して手を動かしにくい状態のもと、分数の線を手書きで書いたら正答でも減点された」という、7年前に子どもが小学生だったという福岡県の保護者からの訴えが紹介された。

 また横浜市の別の保護者からは、1年前に子どもが小学校3年だった当時、社会科で同じ働きをする「古い(時代の)道具」と「今の道具」の写真をそれぞれ線で結ぶという問題で「定規を使っていなかった」というだけで減点され、疑問に思って問い合わせても担任教諭は「普段からルールで決まっている」一辺倒で話にならなかったという訴えが出ている。

 いずれのケースも、合理的な理由すら見当たらないどころか、嫌がらせなのかと疑問にもたれてもおかしくないほどの理不尽な行為だと受け取れる。分数の線にしても、社会科での道具の正しい組み合わせを選ぶことにしても、単元の理解状況には定規使用の有無は何の関係もない。このような杓子定規的なものが「指導」といえるのか、考えていく必要がある。

筆算の線を「定規で引く」、指導にはどんな背景が?
 西日本新聞2019年9月24日付に『筆算の線、手書きなぜダメ? 小5が160問「書き直し」命じられる 指導の背景は』が掲載されている。 算数の筆算指導で「定規で線」  記事では、投書として以下のような内容が紹介されている。 ...