台風被災直後に部活動大会強行、生徒が熱中症で搬送:千葉・市原市

 台風15号による大規模停電が起き学校も休校・授業短縮措置がおこなわれた千葉県市原市で9月11日、中学校陸上部の県大会予選が通常通りおこなわれ、参加した部員2人が熱中症で救急搬送されていたことが、9月14日までにわかった。

 うち1人の生徒が自宅が停電中の状態で参加していた。また救急車は台風の影響で通常とは異なり市外から来る形になり到着が遅れたが、生徒の容態には影響がなかった。

千葉県での台風15号被害

 2019年9月9日未明に東京湾を通過した台風15号は、進路方向東側にあたる千葉県を中心に、広域にわたって大きな被害をもたらした。この台風では、直後より家屋の損壊、大規模停電、断水などが報告されている。

 市原市でも停電や断水が起きていて、9月14日時点でも復旧していない地区もあるとされる。さらに台風通過直後は気温が例年と比較して異常に上昇した。

 このような状態で、学校は休校や授業短縮などの措置がとられていた。しかし部活動は学校よりも優先とばかりに、通常通りおこなわれていたことにもなる。

 被災での心身のストレスに加えて、異常な高温のもと停電でエアコンも付けられないことでも体力を消耗する状態にもなっている。そのような状態の元で、水分も十分に取れるかどうか不透明な状況もあるのに、通常通り部活動をさせ、また運動させているというのは、異常な判断といってよいのではないか。

(参考)
◎停電中に陸上大会 熱中症で生徒2人搬送 千葉 市原(NHKニュース 2019/9/14)