剣道部顧問教諭が部員への暴力・暴言繰り返す:岐阜県の中学校

 岐阜県高山市立日枝中学校で剣道部顧問をつとめる男性教諭(31)が練習中に男子部員を竹刀で殴り鼓膜損傷のケガを負わせた上、後日その部員に対して「もう片方も聞こえないようにしてやろうか」と暴言を吐いていたことがわかった。

 報道によると、事件の経過は以下のようである。

 2019年3月、顧問教諭は当時2年生の男子部員の左耳付近を竹刀で殴り、鼓膜損傷のケガを負わせた。さらに後日、「もう片方も聞こえないようにしてやろうか」と暴言を浴びせた。

 顧問教諭は生徒にケガをさせたことについては「練習中に竹刀が当たった事故。意図的ではない」と釈明したという。

 一方で顧問教諭はかねてから、複数の部員に対して「一度死ね」「ぶっ殺す」などの暴言を繰り返していたことが指摘されている。生徒が暴言のショックで体調を崩すこともあり、保護者から暴言をやめるよう求められていた。

 教諭は暴言の一部を認め「勝たせてやりたいという気持ちが強かった」などと釈明した。

 学校側はこれらの事実関係を把握しながら、「教諭が反省の姿勢を見せた」として市教委への報告を怠っていた。市教委は外部からの通報で事実関係を把握したという。

自己満足での暴行・暴言、人権侵害

 「スポーツ指導」の名目で、暴行を加えたり人格否定の暴言を吐くなど、指導とはいえない。感情にまかせた暴力・暴言であり、「体罰」といわれるような虐待行為、いじめ行為、ハラスメント行為である。

 暴力や暴言で競技力が向上するなどと、科学的にありえないことは明らかでもある。

(参考)
◎中学剣道部顧問、竹刀で部員殴打し鼓膜に傷 岐阜・高山(朝日新聞 2019/9/3)
◎中学校剣道部の顧問教師 生徒の鼓膜にケガさせ「もう片方も聞こえないように」発覚後も指導継続(東海テレビ 2019/9/3)