東京都八王子市立中学校に通っていた当時2年の女子生徒が2018年8月に自殺し、背景にいじめが指摘された問題で、八王子市教育委員会は8月30日、第三者による調査部会の調査報告書を発表した。
女子生徒へのいじめはあったとしたものの、自殺との因果関係はないと判断した。

東京都八王子市で中学生自殺、背後にいじめか:第三者委員会設置へ
東京都八王子市で、中学校2年の女子生徒が2018年8月に自殺を図り、その後死亡していたことがわかった。背景にはいじめがあったと指摘されている。 経過の概要 『読売新聞』2018年11月6日『部活トラブル、中2自殺…学校「いじ...

八王子市立中学校いじめ自殺、学校側「当校に悪い子はいない」として転校促す不適切対応か
東京都八王子市立中学校2年の女子生徒が1年時にいじめを受けて不登校になりその後に自殺した問題で、学校側の不適切な対応が指摘されている。 朝日新聞2018年11月6日配信(ウェブ版)『「SNSでいじめ、不登校に」八王子中2死亡、両親...
女子生徒は陸上部に所属していたが、1年だった夏休み中に家族旅行に行ったことなどで部の上級生から目を付けられていじめを受けるなどして不登校になった。2年進級の際に市内の別の中学校に転校したものの、登校できない状態が続いた。
生徒は2018年8月に列車への飛び込み自殺を図り、約2週間後に死亡した。
因果関係がないといえるのか疑問である。いじめの後遺症は時間が経ってから出たり悪化することもある。慎重な検討を要するのではないか。