「いじめで不登校・自殺未遂」被害生徒が提訴:広島市

 「広島市立小学校在学中に同級生からいじめを受け、学校側も適切な対応をしなかった」などとして、現在中学校2年の女子生徒が広島市や同級生の保護者を相手取り、合計約550万円の損害賠償を求める訴訟を広島地裁に起こしていたことが、8月27日までにわかった。

 提訴は2019年6月18日付。

 新聞報道によると、事案の概略は大筋で以下のようになっている様子。

 いじめは小学校4年だった2015年頃に始まったという。同級生の女子児童3人がこの児童に対して、悪口を振りまく・突き飛ばすなどのいじめを繰り返しおこなった。

 担任教諭に相談していたものの、加害者の行為はエスカレートした。被害児童は精神的に不安定になり、小学校6年時の2017年には不登校になり、複数回自殺を図った。

 児童は小学校卒業まで登校できず、また進学先の中学校にも通えずに広島市内のフリースクールに通っているという。

 広島市は、市が把握している事実関係と原告側の主張に食い違いがあるとして、争う方向で検討しているという。

 いじめを受けて不登校になり自殺未遂を図ったというのは、極めて深刻な問題である。それほどの状況になってもなお、何を争うというのか。いじめ対応は、いじめ被害者側の側に立っておこなうのが原則である。被害者側に二次被害を与えると受け取られるような対応はいかがなものか。