下関市・私立保育所「職員34人中12人が園児への虐待など不適切行為」

 山口県下関市の私立保育所「新生保育園」で複数の保育士が園児をたたくなどの暴力行為・不適切な保育を繰り返していたと指摘された問題で、同園を運営する社会福祉法人「新生園」は2019年8月26日、内部調査の結果職員34人中12人が「体罰」行為・虐待行為をおこなっていたことを明らかにし、再発防止策を記した改善報告書を下関市に提出した。

 事件は2019年7月にマスコミ報道されて発覚した。2019年度、園児の体に身に覚えのないアザなどがあったことを不審に思った保護者が、園児に話を聞くと、園児は「保育士からたたかれた」などと被害を訴えたという。それを受けてICレコーダーを児童に持たせると、保育士が園児に暴言を吐く様子やたたくような音が録音されていた。別の園児も「アザができるほどたたかれた」「グーパンチされた」とも訴えていた。

 当初は園側は事実関係を否定していた。下関市が監査に入り、「体罰」・虐待行為を確認したという。

 またこの園では2019年5月、乳製品アレルギーを持つ1歳児に保育士が誤って牛乳を飲ませたが、当該保育士が事故を園側に報告していなかったことも発覚した。

 園は市の監査や報道での指摘を受けて保育士への個別面談をおこなった。その際に「体罰」・虐待行為を把握し、また誤飲事故についても把握した。

 子どもの心身の発達に影響を与えかねない虐待行為など、許されることではない。実行ある再発防止策をとるべきである。