大津いじめ自殺訴訟:控訴審第1回口頭弁論

 滋賀県大津市立中学校いじめ自殺訴訟の控訴審第1回口頭弁論が、2019年8月23日に大阪高裁で開かれた。

 この訴訟では、一審大阪地裁が2019年2月19日、いじめが自殺の原因と認定し、またいじめが自殺に結びつく予見可能性も認定して、加害者とされた元同級生3人のうち2人に対して計約3700万円の損害賠償を命じる判決が出た。加害者側が不服として控訴していた。

 控訴審でも、加害者側は「自殺した生徒への一連の行為はいじめではない」「自殺との因果関係もない」と主張を繰り返し、一審判決の取り消しを求めた。

 原告側は一審判決の正当性を訴えた。

 この訴訟の一審判決は、いじめが自殺につながることを認めたことなど、画期的な判決として評価されたものである。

 一方で加害者側は、自殺直後から正当化を繰り返している。自殺を受けて開かれた保護者説明会では、加害者側の保護者が「自分たちの子どもがいじめ加害者扱いされて中傷された」と訴えるビラをまいたり会場で発言したとも指摘されるなどした。裁判の中でも、一貫して自分たちの行為はいじめではないと正当化し続けている。いまだに自分たちのしたことに向き合っていないのはどうかと感じる。

 裁判の長期か配管ではあるが、二審でも引き続き正当な判断がされることを願う。