育鵬社教科書を継続採択:愛媛県立学校と四国中央市

 愛媛県教育委員会は8月21日の教育委員会会議で、県立中高一貫校・中等教育学校で使用する教科書の採択を実施した。中学校社会科歴史的分野・公民的分野については、いずれも育鵬社教科書を継続採択した。

 また四国中央市教育委員会も同日の教育委員会会議で市立中学校の教科書採択をおこない、育鵬社の社会科歴史・公民教科書を継続採択した。

 今回は、本来は4年に1度の採択替えの年にあたっていた。しかし2021年度の新学習指導要領実施の関係で、新指導要領対応教科書発行・採択が2020年度におこなわれることから、今回の教科書の採択期間は2020年度の1年間となった。

 愛媛県・四国中央市とも、2011年度・2015年度に引き続く3度目の採択となり、通算で9年目となる。

 育鵬社教科書については、特定のイデオロギーに基づいた記述が強いこと、事項の説明についても基礎・基本的な説明とはかけ離れた特異な解釈が記されていることなど、記述に関する問題も多々ある。また採択の際に、育鵬社教科書を支持する勢力からの強引な行動や不正同然の行動があったことも、各地で指摘されている。

 2020年度の改訂版での教科書採択が正念場になってくる。

(参考)
◎中学歴史・公民 育鵬社版教科書、3度目採択 県・四国中央市教委(愛媛新聞 2019/8/22)