山口県立高校いじめ自殺、当時の学校関係者が生徒宅を訪問

 山口県光市の山口県立高校に通っていた当時2年の男子生徒が2016年、同県周南市で自殺した問題で、同校の当時の校長・現校長と野球部顧問教員が8月20日、生徒宅を弔問に訪れた。

 この問題では、自殺した生徒がいじめを受けていたことや、野球部顧問から部の雑用を押しつけられるなどの「いじめに類する行為」があったとする調査報告書を、山口県の検証委員会が2019年2月にまとめた。

山口県立高校生徒自殺でいじめ認定、教職員の行為も「いじめに類する」と指摘
 山口県周南市で2016年に県立高校2年の男子生徒が自殺した問題について、「県いじめ調査検証委員会」は2月5日、この生徒へのいじめがあったと認定した。  同級生からのいじめのほか、教職員が「いじめに類する行為」をしたとも認定した。 ...

 この問題で当時の校長らが生徒宅を訪問したのは、報告書発表後初めてとなる。

 前校長らは、生徒がいじめで苦しい思いをしていたことに気づけなかったことなどについて遺族に謝罪し、生徒の仏前に手をあわせたとされる。その一方で、遺族が「いじめに類する行為」の具体的内容について顧問に聞いても、答えはなかったという。

 遺族は、「このようなことが起こらないよう今後の取り組みで示してほしい」とする見解を伝えた。

 いじめを放置していたこと、教員までいじめに類する行為をおこなっていたことについては、極めて重大となってくる。事件の経過を教訓として、再発防止の取り組みを強めることは最小限の条件ではないかといえる。