大阪市、2019年小学校教科書採択結果

大阪市教育委員会は2019年8月6日、市立小学校での教科書採択を実施した。2020年度~23年度の4年間使用する予定となっている。

令和元年第16回教育委員会会議
令和元年第16回教育委員会会議 日時 令和元年8月6日(火曜日) 15時30分~17時45分 場所 大阪市役所本庁舎 屋上会議室 議題 議題第16回教育委員会会議議題 令和2年度使用 大阪市立義務教育諸学校教科用図書(小学校)採択結果につ..

採択地区が4地区に細分化されてから初めての教科書採択となる。

大阪市教委、教科書採択地区細分化案を決定 「都構想」区割りに合わせる
 大阪市教育委員会は12月25日の教育委員会会議で、市立小中学校の教科書採択地区について、「大阪都構想」なる大阪市の廃止・解体案と同じ区割りの4採択地区に分割する案を決定した。 2019年度以降の採択地区案 第1地区:此花区、港...

社会科では、第1地区・第2地区・第4地区の3地区で東京書籍が、第3地区では日本文教出版が、それぞれ採択された。前回2014年採択時(全市1区採択地区)の教育出版から採択替えとなる。

第1地区:此花・港・西淀川・淀川・東淀川の各区
第2地区:北・都島・福島・東成・旭・城東・鶴見の各区
第3地区:中央・西・大正・浪速・住之江・住吉・西成の各区
第4地区:天王寺・生野・阿倍野・東住吉・平野の各区

道徳では、前回2017年採択に引き続いて、4地区とも日本文教出版を採択した。

新たに導入され初採択となる英語では、第1地区・第3地区・第4地区が光村図書、第2地区が東京書籍を採択した。

社会科の採択結果

2020年度版小学校社会科では、日本文教出版、教育出版、東京書籍の3社が教科書を発行した。

2020年度小学校教科書、社会科の比較
 2020年度から使用される小学校教科書。各地で教科書展示会が開かれ、2019年7月~8月にかけて採択される予定となっている。  社会科教科書については、東京書籍・教育出版・日本文教出版の3社が発行した。前回発行した光村図書は、今回は...

東京書籍の小学校社会科教科書は、他地域では各地で広く採択されているものの、大阪市や大阪府では従来はそれほど採択は多くなかった。

一方で、東京書籍2020年度以降使用版については、特に高学年向けの教材で、一部では「右傾化」「政権への忖度」などの批判も出ている。5・6年向け教科書では、中学校段階での育鵬社ほど決定的・露骨におかしいというわけではないとはいえども、単元によっては違和感を感じる記述も散見された。

今回2019年の小学校社会科での採択替えは、2020年度の中学校教科書採択に際して何らかの影響を与える可能性があるのではないかとも感じる。