仙台・折立中学校生徒自殺:遺族側が市長に所見提出

 仙台市立折立中学校2年の男子生徒が2017年4月に自殺し、背後にいじめや教師の「体罰」が指摘された問題に関連して、生徒の遺族は2019年8月17日、第三者委員会答申への所見を郡和子市長および佐々木洋教育長宛に提出した。

 仙台市教育委員会の担当者が答申概要を説明し、遺族がそれに関する所見を出す形となった。教育長は同席・面会の意向を示していたものの、遺族側が拒否したという。

 遺族は第三者委員会報告書の内容を受け入れ、再調査などは求めないとした。郡和子市長の対応については「市長選の公約で、いじめ問題に取り組むと掲げたにもかかわらず、検証委員会を立ち上げるばかりで、丸投げ状態に見える」として、再発防止の取り組みを「態度で示す」よう求めた。

 また生徒在学時の学校・教育委員会関係者(校長・担任・「体罰」を加えた教員・教育長・市教委学校教育部長)への処分を求めた。

 生徒を追い込み、命を失わせる事態になったのは、極めて深刻なことである。事件の経過を詳細に分析した上で、再発防止のためにはどのようにしていけばいいのか、しっかりと検討していく必要がある。

(参考)
◎仙台・中2自殺 いじめ防止「態度で示して」遺族が市長ら宛てに所見書(河北新報 2019/8/18)