名古屋市教委「トーチトワリング」2019年度は中止するよう通知

 名古屋市立守山東中学校2年の男子生徒が、野外活動で実施する「トーチトワリング」の練習の際にやけどを負った問題に関連して、名古屋市教育委員会が8月13日付で、2019年度はトーチトワリングを実施しないように市立学校に通知を出していたことがわかった。

 トーチトワリングはほとんどの名古屋市立中学校と一部の名古屋市立小学校で実施され、野外活動の際に、火の付いたトーチを振りかざして演技するものである。希望者制だということだが、名古屋市教委は安全対策のマニュアルを作成して実施を推進してきた。

 守山東中学校で2019年7月26日、校庭で練習中、生徒の衣服に火が燃え移り重いやけどを負う事故が起きた。学校側は市教委への報告をおこなわず、8月3~5日に実施された野外活動ではトーチトワリングもそのまま実施したという。

「トーチトワリング」で生徒やけど、学校側不適切対応:名古屋
 名古屋市立守山東中学校(名古屋市守山区)で7月23日、野外学習の出し物の「トーチトワリング」の練習中、火が2年生男子生徒の衣服に燃え移りやけどを負っていたことがわかった。  学校側は事故を名古屋市教委に報告せず、8月3日~5日の野外...

 また2018年度にも、名古屋市立小学校で、5年の児童がやけどを負う事故が発生したという。

 危険な事故が相次いでいることから、中止したのは一定の判断ではある。しかしその一方で、あくまでも今年度2019年度の中止にとどめ、2020年度以降は「安全性を検証した上で判断する」と再開に含みを持たせているのが気になる。きっぱりと中止すべきだといえる。