甲子園大会出場校野球部で部内いじめ疑惑浮上:一部夕刊紙が報道

 2019年の夏の全国高校野球選手権大会に出場した西日本のある高校の野球部で、部内いじめがあったのではないかという指摘が、一部スポーツ紙や夕刊紙で報じられている。

 一部スポーツ紙が2019年6月20日、当該校のいじめ・部内暴力疑惑を報じた。「3年生部員が部内で暴力・いじめをおこなっている」と告発する内容だったという。

 学校側は当時「特に問題視していない」という見解だったとのこと。一方で学校が部内調査をおこなったところ、報道で告発されたいじめとは別に、3年生レギュラー部員による下級生いじめの訴えもあったとされる。

 被害訴えによると、下級生に砂をかけ、泥水に顔を突っ込み、その様子を動画撮影するなどしたともされる。被害部員の同級生が現場を目撃していたともされる。

 当該校は高野連からの処分などはなく、甲子園大会に出場している。夕刊紙が学校関係者に取材し、2019年8月9日に記事としてまとめている。

 夕刊紙によると、野球部の監督や部長は取材に対して「学校管理者から高野連に報告している。私の口からは答えられない」としたという。

 一方で教頭への取材では「高野連には、生徒指導上の問題はなかったと報告した」と回答があった。暴力やいじめがあったかどうかという問いには「生徒指導上の問題はなかった。家庭で謹慎させるレベルのものではない」「トラブルはどこの世界にもありますし……」などとした。

 告発されたいじめの内容は、極めて深刻なものである。「トラブルがあった」ことは否定していないものの、「問題になるほどのレベルではない」と受け取れるような対応をしているのが気になる。

 事件を報じたマスコミでは、いじめの隠蔽ではないかという観測もされているという。このような対応でいいのか、さらなる検証を要する案件ではないか。